福祉活動
日記

「80歳の壁」=和田秀樹先生=

日付:
2022年9月12日(Mon)

人生100年時代。人が一世紀生きる時代になりました。英国エリザベス女王が96歳で亡くなりましたが、急な訃報に驚きました。おしゃれで、優しい笑顔。晩年は明るい色味の品格あるお洋服が印象的でした。亡くなる2日前まで公務をこなされていたとか。100歳に近いご年齢でありながら、端から見たお姿はお元気そうでした。

わたくし事ですが、義母との同居15年・ホーム5年の暮らしから、80歳の変化をそばで見てきました。「80歳の壁」という本のタイトルを見たとき、やっぱり80歳は一区切りなのだと思いました。認知症なのかな?と感じ始めた頃が、ちょうど80歳でした。

嫁が家事万般を担う生活の70代。義母の年代ですと、嫁がやるもの!という考えが強かったように思います。できることは自力ですることは、本当に大切なことなのですよね。

実家の母も、「80歳になったら、身体が違うんだよ~」と言っていました。体調を崩してしまい、どうしたらよいものか?と不安な日々でしたが、それも80歳ちょうどのとき。70代を終えて80代を迎えるときは、周囲も少し気に掛けてあげる必要がありますね。

80歳を元気に迎えるためには、手前の70代の生活が大切、元気な70代を迎えるためには、その手前の60代の生活が大切だとつくづく感じます。何らかの運動をしないと、60代には変化がなくても、70代は足腰が弱くなって転倒につながり、80代になると寝たきりになるなど、やはり10年ごとの変化を意識した生活が大切になるようです。

80代は認知症が現れやすくなってきます。単なる物忘れとは異なる、いつもとは違っているなぁ~と感じたら、早めの受診が必要なようです。本人は気付かないのですから、周囲の見守りが必要ですね。

わたしもそろそろ還暦が見えてきました。若いつもりでも転びますし、転べば怪我につながります。健やかな80代を過ごすには、これからの60代で基礎固めです。70代をどう生活するか、そのために60代をどう生活するか。自分でしっかり考えていかないとダメみたいですね。

読みたい本が溜まっていますが、「80歳の壁」はぜひ手にとって、読んでみたいと思っています。

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