福祉活動
日記

義母の暮らし

つい先日、義母が暮らすグループホームに行って面会してきました。
認知症も年齢相応にあります。(^_^;) 何せ来春90歳ですからね。
スタッフさんが義母の普段の様子を知らせてくれました。
こんなこともある、あんなこともある・・・と。

グループホームにお世話になってからもうすぐ2年。
入退院を繰り返しながら、いったい義母の居場所はどこのあるのかと、
家族で模索していた時期もありました。

心臓病ですから、室内の温度に注意したり、水分摂取量などの制限もありますので、
冬場は特に療養生活が難しく、退院してはすぐに入院することが何度あったでしょう。

一緒について回り、急性期医療の総合病院から、
近くの療養型併設の病院に転院できたのが、最初の発作から半年後でした。
3年前の今頃は最初の大きな発作を起こして危篤状態だったなぁ。
しみじみと思い出します。

そして現在は良いスタッフさんに見守られ、やっと落ち着いた暮らしをしています。
皆さまには本当に感謝しています。

義母は昔からちょっと拗ねるときがありまして、どうしても気に入らないと拗ねるんです。(^^ゞ
つい先日の面会のときも、スタッフさんからその話を聞いて、
ここはもう、義母にとっては家と同じなんだと思いました。

絶対によそ様にはそんな態度はしません。家族にだけ見せる「お拗ね」です。
それをグループホームでもしているんだと思ったら、義母も気持ちを許しているのだと思って、
ホッとしました。緊張や遠慮をしているのか、どうなのか、とても不安だったからです。
毎日をそんな気持ちでいられたら、私もどうしたら良いか悩んでしまうでしょう。

スタッフさんに甘えることができていると思うと、
義母の暮らしを支えて下さっているスタッフさんには、本当に感謝しかありません。

なかむらひろこ

義母の要介護度

日付:
2017年9月20日(Wed)

義母が受けた訪問調査の結果。要介護4でした。
前回と同じ。入院してから一気に要介護度が上がり、
もうあとは要介護5しか上がありません。

お誕生日はいつですか?の問いに、
前回はちゃんと答えることができました。今回はちょっとあやふや。

「帰りにもう一度訊いてみてください」そう私が言いました。

そんなことで食い下がっても仕方ありませんが、
やはり前回できたことができなくなるのは、家族として淋しいことですね。

再度の問いかけに、ちゃんと誕生日が言えたときには、本当に嬉しくなりました。
義母が義母でなくなってしまうような気がして淋しくなります。
できればこのままの状態でいてほしい、家族をちゃんと分かってほしいと思う気持ちと、
不安がないように、認知症が進んでしまっても良いのでは? そんな気持ちが交錯します。

今はグループホームでお世話になっています。
スタッフさんが皆さん良くしてくださいます。本当に有難いです。

今日も元気でいてくれて、特別嬉しいことがなくても良いから、
悲しいことや嫌なことが起きないように生活できれば十分です。
ご飯を美味しく食べていてくれますように。

なかむらひろこ

栃木県認知症フォーラム

日付:
2016年10月2日(Sun)
於:
栃木県庁東館講堂

「公益社団法人認知症の人と家族の会 栃木支部」主催の 講演会及び座談会 があり、 出席してきました。認知症の方への心理的関わりやケア、家族介護者への支援についての講演がありました。
日本大学文理学部心理学科 助教 北村 世都 先生からの話は、 介護者へのアプローチで大切なことは何か・・・という内容でしたが、 「介護保険サービスを利用しない家族の支援」について話がありました。

なぜうちの家族がこんな病気になったのかという、 介護者の喪失感についての支援も必要になってきているとの先生のお話から、 単にサービスを提供すれば良いという状況にない家族もいるとのこと。 本当に難しい問題だと思います。

介護者は自分の悩みがどこにあるのか、それをうまく伝えることも必要なんだと思います。 状況を理解して寄り添ってくれるケアマネさんに出会えたら最高ですが、私の経験上、なかなか難しいです。 介護保険を活用するには、自分自身での学びも必要ですね。久しぶりの福祉セミナーでしたが、自分自身の経験に置き換えて考える機会になりました。

なかむらひろこ

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