義母を通して思う、在宅介護とホームでの暮らし

義母がお世話になっているグループホームの施設長さんとお話しました。

最近では、ホームに入所している方の意識も随分変化したのだとか。

家族と離れ、施設で暮らすお年寄りが淋しくなって、その対応に苦慮していた時代から、
家族には家族の生活があるから、
割り切ってホームでみんなと暮らした方が良いという方が増えています、とのこと。

私も義母をグループホームにお預けして、そして自分の生活を賄っていることに、
いくらかでも罪悪感のようなものがあって、在宅で介護したほうが良いのかなぁ。。。
なんて思っていたものですから、そのお話を伺って、幾分気持ちが楽になりました。

義母はどう思っているのか。 認知症なのではっきりはわかりません。
でも、義母の様子を見るに付け、ホームの方に手厚い介護をしていただけて幸せだと思います。
本当に良く見て下さっていますから。

福祉職の方のご苦労に感謝しながら、ホームヘルパーの仕事をした経験を活かしつつ、
「建築設計」を通した恩返しがしたいと思っております。

在宅ヘルパーで多くの要介護者とご家族に触れることができたことは財産です。
福祉施設やバリアフリーの住まいなど、
夫婦で学んだ、福祉住環境コーディネーターの知識を活かしたご提案ができれば幸いです。

なかむらひろこ

義母の暮らし/2

義母は今春90歳になりました。 心不全の大きな発作を起こして4年目。
当時では考えられなかった90歳。

何度も危篤と言われ、家族を呼んで・・・なんてこともあり、
どれほど心配したかわかりません。

義母は、かかりつけの先生や看護師さん、そしてホームの皆さんに恵まれました。
そして、私たち夫婦の暮らしごと支えていただいています。

現在はグループホームでお世話になっております。
面会に行って義母の顔を見ると、いつも穏やか。
身体が弱ってくるから、どれほどのストレスもあろうかと思うけど、
本当に家族にとって義母がニコニコしているのを見るだけで、救われる思いです。

本当に感謝しかありません。

なかむらひろこ

義母の暮らし

つい先日、義母が暮らすグループホームに行って面会してきました。
認知症も年齢相応にあります。(^_^;) 何せ来春90歳ですからね。
スタッフさんが義母の普段の様子を知らせてくれました。
こんなこともある、あんなこともある・・・と。

グループホームにお世話になってからもうすぐ2年。
入退院を繰り返しながら、いったい義母の居場所はどこのあるのかと、
家族で模索していた時期もありました。

心臓病ですから、室内の温度に注意したり、水分摂取量などの制限もありますので、
冬場は特に療養生活が難しく、退院してはすぐに入院することが何度あったでしょう。

一緒について回り、急性期医療の総合病院から、
近くの療養型併設の病院に転院できたのが、最初の発作から半年後でした。
3年前の今頃は最初の大きな発作を起こして危篤状態だったなぁ。
しみじみと思い出します。

そして現在は良いスタッフさんに見守られ、やっと落ち着いた暮らしをしています。
皆さまには本当に感謝しています。

義母は昔からちょっと拗ねるときがありまして、どうしても気に入らないと拗ねるんです。(^^ゞ
つい先日の面会のときも、スタッフさんからその話を聞いて、
ここはもう、義母にとっては家と同じなんだと思いました。

絶対によそ様にはそんな態度はしません。家族にだけ見せる「お拗ね」です。
それをグループホームでもしているんだと思ったら、義母も気持ちを許しているのだと思って、
ホッとしました。緊張や遠慮をしているのか、どうなのか、とても不安だったからです。
毎日をそんな気持ちでいられたら、私もどうしたら良いか悩んでしまうでしょう。

スタッフさんに甘えることができていると思うと、
義母の暮らしを支えて下さっているスタッフさんには、本当に感謝しかありません。

なかむらひろこ

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