福祉活動
日記

高齢者の暮らしと畑の仕事

ごく最近になって、私も野菜作りを始めました。近くに直売所があって、美味しい野菜がとても安く手に入る環境にあるので、わざわざ自分で作る必要はありません。去年は夫が畑をやっているのを見て、心ときめくどころか、追肥や支柱、ネットなどの費用をかけてまですること?と思いながら眺めていました。ところが野菜作りを通して、自分でも驚くほどの気持ちの変化を感じています。

自然と関わり、自分の心や体調がリセットされる感覚の中で、野菜が育っていく過程を観察しています。とても楽しくて、朝起きてすぐに庭に出ることが日課になりました。

高齢になると家の中での役割が減り、責任感も薄れてきます。負担にならない程度の役割分担は、生活のメリハリにも必要なことだと思っています。年齢を経るごとにやれる範囲も狭まり、気力も衰えると思いますが、細々とでも継続できる畑の仕事は高齢者にとても向いているように思います。何よりも自然の中にいることは、心身にとって良い影響を及ぼし、健康に繋がることですね。

雑草を取ったり、熱い中の作業は大変です。熱中症に十分な注意をしなければなりませんが、芽が出てきた、花が咲いてきた、実がなってきたなどの充実感を味わうことができています。

カインズやカンセキ、コメリなどのお店に行くと、中高年齢の方々が多く来店していて、野菜作りやガーデニングを楽しまれています。私も今年は畑仕事一年生ですが、来年以降も自分の課題を持って臨んでみようかな?と考えているところです。できたらバラも育ててみたい。庭がバラ園のようになったら楽しいだろうと、今から少しずつ勉強してみようかと考えています。(中村 浩子)

 

ページの先頭にもどる